平成25年度宮ノ浦遺跡第3次発掘調査成果報告会を開催しました
3月21日(金、春分の日)に、せとうち交流館にて平成25年度宮ノ浦遺跡第3次発掘調査成果報告会を開催しました。
愛媛大学東アジア古代鉄文化研究センターの村上恭通教授の趣旨説明の後、愛媛大学法文学研究科の藏本諭さんが成果報告を行いました。
↑ 村上恭通教授による趣旨説明
↑ 藏本諭さんによる成果報告
佐島の宮ノ浦遺跡の調査は、今年度で3年目となりました。脚台の大きさが異なる古墳時代の製塩土器の発見や古墳時代のクロスナ(黒砂)層の検出、中世塩田の整地層の範囲確認など、着実に成果が現れています。
また、今年度は、弓削島でも製塩業解明に向けて発掘調査を実施しました。塩田の床土や中世の荘園時代の土器を確認することができました。
報告会の後半では、ポスターセッションを行い、愛媛大学法文学部考古学研究室に在籍する各調査地区の担当者がご来場の皆さんに写真や遺物を使って調査成果の説明を行いました。
↑ 第6トレンチ出土製塩土器
↑ 第12トレンチ出土遺物
連休初日にもかかわらず、成果報告会にご来場いただきありがとうございました。
来年度以降も上島町の古くからの製塩業の歴史解明に向けて、愛媛大学の皆さんとともに調査を行っていく予定です。ご期待ください。
詳細な調査成果は、下のポスターを御覧ください。