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宮ノ浦遺跡第5次発掘調査を実施しました

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年8月26日更新
8月1日から23日までの間、佐島にある宮ノ浦遺跡において、愛媛大学法文学部考古学研究室と上島町教育委員会による発掘調査が実施されました。昨年に引き続き日中韓の学生による合同調査となりました。今年は地元弓削高等学校の生徒も参加し、地中に残された祖先の歴史に思いを馳せることができました。また、調査期間の前半に岩城の赤穂根島にある丸串古墳の発掘調査も実施しました。

宮ノ浦遺跡の発掘調査

調査区東側の15トレンチでは、古墳時代前期の製塩炉を検出しました。これは5年間の調査で初めてのことです。また、調査区西側の18トレンチでは、古墳時代前期の土器だまりを検出し、脚台式製塩土器と共に甕や高杯といった日常生活で使用する土器が出土しました。さらに、調査区北西側では近代または近世のものと考えられる暗渠(農業用排水路)を検出しました。これは中世の塩田以降の宮ノ浦海岸周辺の土地利用を示唆するものです。
製塩炉付近
製塩土器と製塩時の副産物である白色物質(炭酸カルシウム)
土器だまり
18トレンチの土器だまり

丸串古墳の調査

8月1日から10日まで赤穂根島の丸串古墳の発掘調査を実施しました。丸串古墳は板状の石を箱形に組み合わせ、石の蓋で覆った墓で、いわゆる箱式石棺墓と呼ばれています。丸串古墳は崩落の危険があるため、将来移築復元するための古墳構造等の基礎資料を得ることが調査の目的でした。石棺内からは、頭蓋骨及び歯が確認されました。今後、これらの人骨等の分析により古墳の築造年代が判明することが期待されます。
石棺内調査前
石棺内調査前状況
石棺内調査作業
石棺内調査作業

8月22日に現地説明会を開催しました!

8月22日に宮ノ浦遺跡で現地説明会を開催しました。今回は福井県や東京都といった遠方からの参加者もあり、大変活気あふれる説明会となりました。皆さん、ありがとうございました。今後も調査を継続し、瀬戸内海の貴重な製塩遺跡の実態を解明していく予定です。
現地説明会風景
現地説明会風景
現地説明会風景

現地説明会資料

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