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令和7年度 12月定例議会 町長行政報告

印刷用ページを表示する掲載日:2025年12月26日更新ページID:0027151

令和7年度 12月定例議会 町長行政報告

 みなさん おはようございます。

 今年の秋は、背中に「援」の文字で揃えた担手が各地域で祭りを盛り上げ、離島留学生などの新たな若者が上島町民に活気と融和を与えたくれた事に感謝を申し上げます。

 本日は令和7年第4回定例議会を招集いたしましたところ、全員の出席をいただき誠にありがとうございます。

 行政報告として9月定例議会後の主な事項のみを報告させていただきます。

 9月6日、弓削高校を皮切りに各地において運動会が開催されました。中でも離島留学生の活躍は目覚ましく、弓削高校での盛り上がりや魚島での久しぶりの「てんてこ」は、今や留学生と呼ぶ必要のないくらいの一体感を感じました。

 9月11日には弓削高校起業部員と面会し、部員が株主兼社員として携わる「株式会社弓削KoCo」についての説明を受けました。高校での株式会社設立は、日本全ての高校の中で9番目、普通高校では全国初の株式会社化です。生徒からは、「高校生ならではの視点と行動力で、地域の課題解決や新たな価値創造にチャレンジし地域を盛り上げたい。」という熱い思いが伝わってまいりました。

 また、11月には全国自転車甲子園での最優秀賞の報告もあり、この結果に繋げた高校生の努力に頭が下がる思いでした。

 上島町としても、この若者たちの行動、活動をしっかり支援して参りますので、町民の皆さんの応援もよろしくお願いいたします。

 9月17日、上島町総合戦略ワーキンググループ全体報告会に出席しました。これは上島町総合戦略の改訂に当たり、若い世代の町民が、「海と自然・なりわい」「教育・歴史・文化」「暮らし」「人と人との関係」の4グループに分かれ上島町の未来のことを考え何度も議論した「目指す未来の姿」それを達成するための「施策」を発表していただいたものです。

 役場からは幹部職員も全員参加しておりましたので、このご提言を基に、ご提案を基に、町の総合戦略の施策立案に活かしていくことを確認いたしました。

 9月18日、岩城地区から「まちづくり懇談会」をスタートさせ、改善すべき点は翌日から、時間がかかる案件は、後日、区長に文書で回答するよう対応しています。

 この懇談会の目的は、各地域住民の皆様の声を直接お聞きすることです。しかし、近年は参加者が固定されている事、一部の人が全ての地区に参加して個人の見解を述べる事など、懇談会の目的を逸脱し、その地区の貴重な時間を費やす事案が発生しているため、来年度以降開催の是非を検討したいと考えています。

 9月19日には、弓削商船高等専門学校の商船学科卒業式並びに専攻科修了式に出席し、世界経済を支える海運業の即戦力として、世界に再評価されている若者達にエールを送りました。

 10月22日、四国港湾協議会意見交換会が東京都都道府県会館で開催され、その後、港湾整備の要望活動を行いました。要望先では、港湾強化はもちろん、離島でのヨットやクルーズ船への受け入れが重要施策の一つとして議論されました。

 10月29日には、全国離島振興協議会へ副会長として参加し、「令和8年度離島振興関係予算確保に関する要望運動」として離島振興関係予算要望20件、重点要望6件、特別要望4件を離島関係衆・参国会議員(275名)及び関係省庁に強く要望して参りました。

 この要望活動については、11月19日にも離島振興対策協議会(離島関係都道府県)と全国離島振興協議会(離島関係市町村)合同で、離島関係衆・参国会議員(277名)に重ねて実施しております。

 詳細については、全国離島振興協議会において広報されていますので、この場では省略させていただきます。

 10月31日、31日、久万高原町での愛媛県へき地・地域教育研究大会、11月1日に松前町で開催された自転車新文化推進協会サイクリングに参加した後、11月2日から日本離島センター海外離島調査団の団長として、スペインのバレアレス諸島他離島4島の視察を行いました。

 日本から片道15時間のフライトをはじめ合計約35時間の飛行機と船による1時間の移動は、時差の影響も含め改めて体力の重要さを感じました。

 詳しくは何かの形で報告致しますが、要点として

  1. スペインの州政府や評議会委員をはじめ、協議に参加していただいた重要な役員ポストの過半数以上が女性であったこと。
  2. 歴史をはじめ、今まで引き継がれてきた環境や建築物を重要視していること。
  3. 離島の活性化として、ヨット係留施設等、海を活かした観光や交流に力を注ぎ発展してきたこと。

 などがあり、同じ離島である上島町の歩むべき道を示していることを確信しました。

 11月13日には、第2回臨時会が開催され、新たな教育長として田坂氏の人事案件が満場一致で承認されました。この場をお借りして清水前教育長の今までのご尽力に対し感謝を申し上げ、田坂新教育長には、上島町教育の新たな礎を築いていただく事を祈念いたします。

 11月19日、高市総理や額賀衆議院議長など来賓多数の出席をのもと、全国町村長大会が開催されました。

 高市総理からは、

・地方の活力はすなわち日本の活力であるということ。

・そこに暮らす住民の皆様の暮らしと安全を守っていくこと。

・どこに住んでいても、必要な医療と福祉や質の高い教育を受けられること。

・重点支援地方交付金を拡充すること。

 などのお話があり、特に重点支援地方交付金については「推奨メニューは付けさせていただきますが、具体的なメニューを決めていただくなどアイデアを出すのは、地方公共団体の皆様ということになります。」という提案もありましたので、会場から早速、町職員に「交付金に対して十分な提案をするよう」メールで、メールで指示を出しました。

 11月20日から23日にかけて、しまなみジャパン副理事長として台湾日月潭で開催された「Come Bike Day」に参加し、愛媛県や広島県の職員、尾道市市長及び職員、今治市の職員や台湾の多くの方、方々と自転車で走り、交流を重ねてまいりました。

 また、世界最大の自転車メーカーであるジャイアント本社も訪問し、久しぶりにお会いする素娟(ふぃびー)社長本人と、愛媛と台湾のサイクリング交流について長時間にわたり有意義な協議を行うことができました。

 11月29日には、ノリ共同加工施設落成式に出席し、待望の施設を見学させていただき、新たな時代のスタートを感じとりました。

 今後はノリ加工だけではなく、上島町水産業全体に全体をを牽引する施設に成長することを期待しています。

 さて、今回上程している一般会計補正予算についてですが、主に令和7年人事院勧告に伴う、職員等の給与改定に係る経費を計上いたしました。なお、物価高に対応するための総合経済対策の裏付けとなる国の令和7年度補正予算案については、政府において年内の早期成立を目指していることからも、その内容が確認でき次第、早期執行できるよう、適切な時期に予算計上を行ってまいります。

 次に、上島町の令和8年度の当初予算についてですが、10月23日に「予算編成方針」を全職員に通知しました。

 近年は、物価高による経常経費の増や人事院勧告による人件費の大幅な増加などに対応するため、基金の取り崩しが続いていることなど、厳しい財政状況にあります。

 その事からも、予算編成の基本的な考えとして、痛みを伴う財政改革も厭わず、PDCAサイクルに基づき、成果と課題を検証することにより、スクラップ&ビルドを徹底することとしておりますので、町民の皆様のご理解をいただきますようよろしくお願い申し上げます。

 結びに、私は以前より「海辺の賑わい空間整備事業・港湾整備」についての提案と説明をさせていただいております。

 この案件は、上島町のレガシーとなり、次の世代への礎となる施策であると考えています。

 上島町が他の自治体と同じことを繰り返していたのでは、取り残されるばかりです。温暖な気候や瀬戸内海のほぼ中央に位置することなどの地理的条件、ヨットマンからの様々な有利な情報が揃い、世界が瀬戸内(SETOUCHI)に注目している今、上島町はそのアドバンテージを活かすべきです。

 マイナス思考の批判ばかりで対案も出さず、国からの財源が保障された信頼ある投資も行わないなど、何も対策を取らなければ上島町は消滅してしまいます。

 いつ、どのような行動が必要なのか、今の、あるいは将来の子どもたちのための適切な判断をしていただき、共に上島町の将来を真剣に考えていただきたいと願っています。

 本日は、条例案6件、補正予算案12件、計18件の議案を上程しております。

 個々の案件につきましては、それぞれの時点でご説明させていただきますので、よろしくご審議の上、適正な決定を賜りますようお願い申し上げます。

                  上島町長 上村俊之