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令和2年度 12月定例議会 町長行政報告

印刷用ページを表示する掲載日:2020年12月15日更新ページID:0019168

令和2年度 12月定例議会 町長行政報告

 瀬戸内を彩る海苔網と、みかんや紅マドンナ・せとか・レモンの段々畑など、上島町の冬の豊かさを誇る時候になりました。

本日は令和2年第4回の定例議会を召集いたしましたところ、全員の出席をいただきまして誠にありがとうございます。

 最初に、新型コロナウィルスとの闘いの最前線に立ち続ける医療・介護の現場並びに多くの方々の献身的な御努力に対し心からの感謝を申し上げます。皆様のおかげで、今の私たちが安心して暮らせており、深い敬意を表したいと思います。

 さて、私の町政に携わる所信につきましては、先の臨時議会において報告致しましたので、本日は就任後1ヶ月の主な活動状況や行政運営の現状を中心とした主な事項の行政報告とさせていただきます。

 11月9日に初登庁したその日から、行政関係機関の挨拶回りを始めました。中村知事や副知事を始め各部長や関係課長、東予地方局、今治支局など愛媛県庁関係各機関に愛媛県の方向性もお伺いした上で、上島町の実情をお伝えし、支援の要請を行いました。

 近隣自治体である今治市、尾道市、福山市の市長や議長並びに支所にも訪問し、行政運営の協力と協働をお願い致しました。

 四国地方整備局においては、岩城橋建設への御礼やその後の支援をお願いし、離島振興や道路、港湾整備・防災・サイクリング施策などの意見交換を行いました。以前にお世話になった方々とも話に花が咲き、小さな自治体への国の配慮に感激致しました。

 四国運輸局でも、今後の交通体系の協議を行うなど、様々なご指導をいただきました。

 情報の集積地である東京には、コロナの関係で足を運んでおりませんが、今後は積極的に要望活動等を実施したいと考えています。

 この間、上島町役場へ多くの関係者が訪問いただき、今後の上島町が進むべき方向についてなど、有意義な意見交換を行うことができました。

 また、上島町役場内各課からのレクチャー(事務説明や引き継ぎ)が連日のようにあり、今取り組んでいる施策や課題、今後の方向性などの協議や意見交換を行いました。

 このように、就任後に実施しなければならない活動に、全力で走り抜ける様な1ヶ月でしたが、今後はじっくりと腰を据えて行政運営に当たりたいと考えています。

 特に、上島町行政で取り組むべき課題は、なぜ上島町行政がこのように厳しい財政状況になったのかであり、その原因については、専門チームを設置するなどして精査したいと考えています。

 財政状況が厳しい現状は、議会の皆様もご存知だと思いますので、節約のための身を切る施策に、町民の代表としてのご協力をお願い申し上げます。

 また、上島町役場の組織についても、どうすれば町民の皆さまに寄り添った動きができるのか、即時に反応できる人員配置は何なのかを、職員と共に協議しております。

 国のデジタル化の動きとして、役所に行かずともあらゆる手続ができる。地方に暮らしていてもテレワークで都会と同じ仕事ができる。都会と同様の医療や教育が受けられる、という社会を目指していますので、上島町でも適宜適切に対応する必要があり、今後の情報を把握し的確に施策を展開してまいります。

 更に、国は観光や農業改革などにより、地方への人の流れをつくり、地方の所得を増やし、地方を活性化し、それによって日本経済を浮上させることを目標にしています。観光地の受入れ環境整備も一挙に進めるための政策プランを、年内に策定する計画がありますので、上島町もしっかり対応してまいります。

 他にも国土強靭化計画への対応など、お伝えしたいことが数多くありますが、議員さんからも今後の行政運営関連の一般質問がございますので、その回答として披瀝させていただきます。

 本日は、人事案件2件、条例案3件、補正予算案7件を含め13件の議案を上程しております。個々の議案につきましてはそれぞれの時点でご説明させていただきまので、よろしくご審議の上、適正な決定を賜りますようお願い申し上げます。

 

上島町長 上村俊之