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宮ノ浦遺跡第8次発掘調査成果報告会を開催しました

印刷用ページを表示する掲載日:2019年4月22日更新ページID:0014438
4月13日(土曜日)にせとうち交流館多目的ホールにおいて宮ノ浦遺跡第8次発掘調査成果報告会を開催しました。
成果報告会の前半では、上島町教育委員会から弓削島荘総合調査事業として昨年度に実施した中世の塩浜(塩田)の発掘調査についての発表が行われました。弓削島の上弓削にある高浜八幡神社の調査では、塩浜の構造と構築年代に関する貴重な成果が出ており、今後の塩浜調査の指標となることが報告されました。
弓削島荘 調査成果
成果報告会の後半では、愛媛大学法文学部の笹田朋孝准教授と同大学アジア古代産業考古学研究センターの槙林啓介准教授から昨年8月に実施した佐島の宮ノ浦遺跡のI区とI I区の発掘調査の成果と今後の課題・展望についての発表が行われました。
宮ノ浦海岸で土器製塩とともに鉄器の生産(鍛冶活動)をしていたことを示す古墳時代前期の鞴の羽口が出土したことや宮ノ浦遺跡では初めてとなる古墳時代後期と奈良時代の製塩土器が確認されたことが報告されました。また、I I区では、礫群とともに白色粘土で作られた生産遺構と考えられる構造物が確認され、その広がりと性格の解明が今後の調査の課題とされました。
宮ノ浦遺跡 調査成果 その1
宮ノ浦遺跡 調査成果 その2
成果報告会の最後には、愛媛大学考古学研究室の学生さんによる宮ノ浦遺跡から出土した遺物の説明が行われました。参加した地元の皆さんは、実際に土の中から出土した土器を手に取って、海で生きた先人の生活に思いを馳せました。
宮ノ浦遺跡 調査成果 その3

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